眠りのヨガ

呼吸について

ヨガでは呼吸をコントロールすることを「プラナヤマ」と呼びます。「prana」は、生命エネルギーを意味し、全てのものに存在する力です。プラナヤマは多くの酸素を取り込むことを目的としているわけではなく、体にあるエネルギーの通路にアプローチするために呼吸を行います。 「ayama」は拡張、拡大を意味し、Pranayamaの言葉上の意味はプラーナ(生命エネルギー)の拡大、拡張となります。

呼吸法が眠りに必要な理由

呼吸は体にとってとても重要なプロセスです。すべての細胞の活動に影響を及ぼし、脳の機能に密接に関係しています。呼吸は酸素とグルコースの燃焼に燃料を供給し、筋肉の収縮、線分泌、心理作用に必要なエネルギーを作り出します。 多くの人は肺の一部分をつかっているだけで、正しい呼吸ができていません。リズミカルで深く、ゆっくりした呼吸は心の落ち着きや満足を生みだします。 呼吸は無意識の活動ですが、いつでも意識的に行うことができます。ここでは無意識により逃げ場を失ったエネルギーを解き放つために、呼吸法を行います。

眠りを深める夜の呼吸

  1. 楽な姿勢で座ります。
  2. 目を閉じて体全体をリラックスさせます。
  3. 呼吸が鼻を通して出たり入ったりしているのを感じていきます。
  4. 次に呼吸が喉を通り、出たり入ったりしているのを感じていきます。
  5. 呼吸がよりゆっくり、深くなれば喉の奥(声門)を少し狭め、やさしく音(シュー)を出します。
  6. 吐く息でお腹が自然にへこみ、吸う息でお腹が膨らむのを感じながら繰り返していきます。

チェックポイント

落ち着きが感じられ、体が温まっているか。